気になる部分だけ治す矯正とは
気になる部分だけを治す治療を「部分矯正」と言います。部分矯正は、移動させたい一部の歯だけにポイントを絞り、歯並びの不具合を改善する治療方法です。通常の矯正に使うブラケットやワイヤーをその部分に使用するほかに、取りはずしできる装置を使うときもあります。
部分矯正に適する症状
部分矯正に適する症状を以下にご紹介します。
1.前歯の一部の歯並びが悪い
2.前歯2本がすきっ歯
3.軽度の出っ歯
4.軽度のでこぼこ
5.全体的な歯列矯正をおこなうほどの時間がない
メリット・デメリット
部分矯正における、メリット・デメリットをご紹介します。
| メリット | デメリット |
|
|
- メリット
-
- 全体の歯列矯正に比べ、治療期間が短縮できる
- 治療費が抑えられる
- 抜歯の可能性が低くなる
- 装置が部分的で目立ちにくい
- デメリット
-
- 対応できる症状が限られる（以下は不可）
→奥歯の咬み合わせに大きな問題がある
→上下の顎の骨の位置に問題がある
→歯列の乱れが重度の場合 - 片側の歯だけにブラケットをつけるケースでは左右非対称となり多少気になる
- 対応できる症状が限られる（以下は不可）
実際、部分矯正が可能かどうかは、お口の中を見せていただかなくては判断できないケースがほとんど。できれば部分的に済ませたいですね。診断を受けたら必ず治療をおこなう、ということはありません。お話を聞いてからご判断ください。ご相談や診断だけにでもお越しください。
